岡崎ゆみの『ピアニスト備忘録』

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ピアノがきた

 東京の自宅から1時間半、約120キロのところに週末用の家があり、今までピアノをおいてありませんでした。まあ、のんびりしに行くわけだから別にいいかと思っていたけれど、犬がきて私と犬が留守番することになり、それなら練習しようと思い、ピアノを入れることにしました。
 その家は週末ハウスにありがちな全てウッディーな建物。外壁はダークブラウンの椋材で内装はチーク色。もちろんお約束の暖炉があって、といっても暖かくなるスピードが速い暖炉ストーヴ。しかしそんな空間に真っ黒なピアノは合わない・・・。演奏家としては、最高レベルの楽器で練習したいのは当たり前ですが実家にあるほとんど使っていないスタイウエイ社のピアノは真っ黒。スタインウエイには素晴らしい薄茶のチッペンデール様式のものがあるけれど1000万円近くて、週末に行くか行かないかわからない家に置くなんてとても無理。なので中古も含めてチーク色、または茶系で探したけれどもなかなか良いものが見付かりません。それで以前から懇意にしていただいている東洋ピアノさんに相談したところ、なんとぴったりのものが見付かりました。綺麗な木目で艶出しの小さめ161センチ。しかも足が猫足でペダルのホルダー部分もチッペンデール風。東洋ピアノの長年の技術を導入して上海の工場で作っているとのことで、お値段もグランドピアノとしては格安(ありがたい)。夫に私の誕生日プレゼントの前借り(クリスマス分もね、と言われた)で買ってもらいました、やった!
 ついに先週末に搬入してさっそく練習しました。1000万のピアノと比べるわけにはいかないけれど、週末ちょっと弾くには十分な音。しかも、リビングが半分吹き抜けで、すべてが木材とダブルガラスでできているので音の響きが素敵です。東京ではGET不可能な(もちろん予算というイミで~_~;)300坪のお庭には富士桜の芽がふくらんでいて、もうすぐ咲きそう。来週末は桜を眺めながら演奏できるかもしれないと思うとすごく楽しみ!
by yumi-okazaki | 2006-04-25 10:05 | 河口湖